DVとは?

 


DV(Domestic Violence)とは、コントロール関係と共依存の問題です。
そして、2者以上の間に起こる暴力のことです。
 その種類は、下記の5種類に分類されます。いずれの暴力においても、暴力の目的は、
コントロールしやすいように(DV被害者が加害者に服従)するため
支配者、支配される側の主従関係をキープするため
DV被害者が加害者から逃げられないようにするため
加害者が自分の自己評価をあげるため
のいずれかであると考えられています。

身体的暴力


殴る、蹴る、つねる、ひっぱる、つつく、締めるなどの身体もしくは、道具などを使った暴力。多くの場合、回数、頻度、
暴力の強度から判断して身体的暴力をたいしたものとしてとらえない方が多いですが、一回でも暴力があれば、夫婦、恋人
間であっても民事、刑事告訴できるりっぱな犯罪です。

精神的暴力


怒鳴る、無視する、長々と説教をする、睨む
殴る蹴るなどのフリをする、ドアをきつくしめて大きな音を出す、荒い車の運転をする、
大事にしているもの(ペット、貴金属、鞄、靴、パソコン、本、写真、思い出に関わるものなど)
を破壊する、隠すなども精神的暴力に含まれます。
方法は多岐に渡り、DV被害者の精神状態を悪化もしくは麻痺させる。
多くの被害者が精神状態の悪化により、絶望感から躁鬱病、パニック障害、対人恐怖症などの症状が出る。

社会的暴力


DV被害者の生活範囲を小さくする、交際範囲を小さくする。
携帯電話の履歴をチェックする、パソコンメールを勝手に読む(パスワードを設定してプライバシーを保護することがおかし
いと言われる)。友人、家族、知人、職場関係者など、DV被害者の周囲の人間の悪口を言う。
友人との食事、買い物など外出することに対して口うるさい、もしくは許可が必要。外出してから帰宅すると機嫌が悪い。

性的暴力


DV被害者にその気がないのに、性行為を迫るもしくは性行為を強要させる。
暴力的な性行為をする
身体やジェンダーに関わることでもんくを言われる(“足が太い”“胸が小さい”などと言われる)

経済的暴力


お金の管理をされるまたは管理を強制される。家計の管理を任されるが、貯金が増えない、収入と支出が合わないと怒鳴られ
るもしくは厭味を言われる。
お金が必要なのに、使わせてもらえない。
「誰の稼ぎで暮らしていけてると思っているんだ!」と怒鳴られる。もしくは、DV被害者の方が収入が多い場合は、
「ちょっと収入が多いからといっていばりやがって!」などと厭味を言われる。
また、私は、日本にいた時から、外国人のかたのDV被害者の支援を行ってきました。日本で外国人または日本人の夫からDVを
受けている方の場合の多くが、上記に記した5つの暴力以外にも、国際的暴力(Kira造語)が付け加えられるのではな
いかと考えています。

国際的暴力(Ai Kihara造語)


国籍や文化、政治、宗教、慣習の違いに関する差異を利用した暴力。
パスポートの取り上げ
外国人登録証(日本)の取り上げ
言語能力への批判、非難
文化、慣習、宗教、政治問題などを理由に家事、育児、冠婚葬祭などのつきあいへの不参加、非難、批判もしくは、DV被害者
へ家事、育児、冠婚葬祭などを強制参加させる
くわしくは、カウンセリングでお問い合わせください
 

 

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